前略、路上の上より〜第三部 陽の差す方へ〜

構想

〜○月○日 火曜日〜

何事もなく朝眼が覚めたマサオは、寝床の中を久しぶりに綺麗にした。
隅々に溜まっていた埃を入念に取る。

今は昔に比べてこういう自由な時間がたくさんあるのだ。
毎日とは言わないが、やっておいて損はないだろう。
あとは、中の空気を入れて掃除は終わりだ。
寝床の中の別世界に新鮮な、どこか濁った社会の空気が入り込む。
十分ほどの空気の入れ替えを済ませて、マサオは外の世界に出かける。

天気もあまりよろしくなかったため、近場のカフェにて時間を潰す。
ゆくゆくこのカフェに入り浸るようになるとは、この時思ってもみなかった。

カフェの中でひたすら作業を進めるのも、たまには悪くない。
寝床だろうがなんだろうが、また新たに集中出来る場所が見つかって良かったと思った。

オフィス街の中に位置するカフェにて、コーヒー一杯で何時間も篭る人間はここには自分以外いないだろう。

"よし、今日の分は終わりだ。あとは更新して・・・"

サイトのページにアップして、確実にやらないといけないこの日の作業は終わった。
いよいよ創作作品の方も人目に晒される時が来たのだ。
こちらも反響が楽しみだ。

あとは実録作品の方を書き進めていくだけ。
マサオは再び寝床に戻る。