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何もかも平行線の話し合いで、私と弟は頭を抱え、険悪なムードに。
そしてお決まりの、世界が破滅する、来年7月に巨大地震が日本を襲い、大部分が海に沈む、と喚く。
漫画家の先生が予言した例のあのことですが、ネットでも一時話題になりましたけど、うちの親はそういうの信じるタイプ。
で、島は間違いなく沈むから、他所に引っ越したいと。
弟は、はあ?って。
私は小声で、だから一時が万事この調子なんよ、もう数十年間、と弟に耳打ち。
そういった不毛な会話をずっと続けるうち、私は気付いたのです。
前回、ヨレヨレの間寛平ちゃん演じるお爺ちゃんみたいだった父が、私達と不毛な議論を展開するうちに、どんどん若返って来ている事に。
他の皆は不毛に熱中する中、私だけは可笑しくて仕方ありませんでした。
笑いを堪えるのに必死でした。
親はボケてませんでした。
狂ってるだけでした。
この世の終わりを心底願っている不毛な狂信者でしたw
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