エッセイ・最大の難関に挑む/2024/10/13/日

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本日、留守電が入っていました。 知らない番号からですが、母が早よ喋りよ、とか促している声があった後に、 父が、ゆきちゃん、ありがとう、と録音した音声が入っていました。 私は、正しいことをした、とその時思いました。 私の身の回りの友人にも同様の酷い親のせいで、代わりに借金を返し、家庭も崩壊したり、生活が追い詰められたり、絶縁したりした人々がいます。 その人々は皆一様に、悪いことは言わない、親と縁を切りなさい、と辛い経験を話して諭してくれました。 私もそうするしかないのかと苦しみました。 しかし母から三千円送れとの留守電を聞いた時、自動的に体が動いたのです。 食べ物を送るように。 恐らく母は金を送らなかった私に怒っているでしょう、母の感謝の言葉は留守電にはなかったからです。 だが、父は喜んでそれを受け入れた、そこが大きいと思います。 今後このような対応を続けることで親の気持ちが変化することを望みます。 変わらないかも知れない、母は巨大な悪魔のような人間ですから。 だけども私は自分の出来る範囲で、向き合い、悪意と戦っていきたいと思います。 いつかはその根本原因となった詐欺の組織を摘発出来る事を夢見ながら。
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