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第3話 無双軍大臣任命
武将政府は数々の難題を抱えていた。その全てが優位性を欠き、自尊心を軽んじたものが多かった。信長を始めとする戦で命のやり取りを行ってきた武将たちにとって歯痒いものだった。家康副総理は信長総理に今の日本を取り巻く状況を提言した。
家康「この国は周囲国を気にするあまり、卑下しておりまする。情けなきこ
と。我が道を行く。苦難は強硬に念入りに突破する気迫が御座らん。嘆
かわしい。唯我独尊。気概を機全と見せつけ、相手を屈せさせねばなり
ませぬ。少々強引でも日ノ本ここにありを思い知らせ、理不尽な申し立
てを払拭せねば我が国の未来は希望など持てませぬ」
信長「ああ、情けなや情けなや。我が国の気概とやらを見せつけてやろうぞ」
家康「まずは周辺国の頭に冷や水を浴びせてやりましょう。国内に奴らに毒さ
れた議員・団体・組織に事実を思い知らせ、目に物を見せてやりましょ
うぞ」
信長「して、何から取り掛かるのか」
家康「国民の溜飲を下げるには中酷の身勝手さを論破するだけでなく、叩き潰
すことにあるかと。他人の不幸は蜜の味、シャーデンフロイデをそのま
ま返しとう御座います」
信長「ほぉ~異国語か」
家康「転生して気づかれているでしょう。何かを考えると頭の左側にmetube
のお勧め動画のように何かと見せて頂ける。これによって時代錯誤を解
消・補填してくれるのを」
信長「確かに有難いものよ。一気に時代を走り抜ける爽快感があるな」
家康「皆の者も恩恵に授かっているかと」
信長「我らを転生させた者に感謝せねばな。それで何から取り掛かる」
家康「我が領土を脅かす中酷に煮え湯を飲ませようかと」
信長「うん、秀吉のやったバテレン追放令だな。秀吉と言えば根白坂の戦いの
島津だな。軍法戦術に妙を得る働き。島津四兄弟の要・義弘を呼べ~」
家康「鬼島津ですか、無双軍大臣に任命致しますか」
信長「無双軍か、うん、気に入った」
信長に呼ばれた島津義弘は官邸に入った。そこには信長・家康以外に秀吉もいた。義弘にとって秀吉の存在は絶大だった。
信長「義弘を無双軍大臣に任命する」
義弘「有難き、ですが軍であれば秀吉殿方が適任かと」
信長「秀吉は副総理だ。ならば義弘が適任じゃろう」
義弘「承諾。して、差し当たって何から手を付ければ」
秀吉「中酷だ。文禄・慶長の役、泗川の戦いの朝鮮出兵を思い出したか。思い
存分暴れられよ。お得意の釣り戦法でな。尻拭い位はしてやるわ」
家康「秀吉殿、お口が過ぎますぞ」
信長「その通り、昔とは違う。今は一致協力は欠かせぬ故にな」
秀吉「御意」
(登場人物)
総理大臣に織田信長
副総理に豊臣秀吉
幹事長に徳川家康
政調会長に本田忠勝
財務大臣に小西行長
外務大臣に伊達政宗
国務大臣に明智光秀
奉行大臣に石田三成
資源大臣・加藤清正
渉外大臣・黒田官兵衛
経済安全保障担当大臣・お江「崇源院」
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