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「であれば、画像を優先してスクショした方がいい。特にグルメやファッション、観光地、絵画、動植物、アニメのキャラクターやゆるキャラなどは写真を残しておくとわかりやすいわ。人間は何だかんだで視覚からいちばん情報を得ているからね。でも人名や慣用句などは問題文の方が覚えやすいから、文章と画像をうまく使い分けると、あとでフォトを見返しても飽きずに復習できるわよ」
「わかりました。今日から早速画像のスクショも実践してみます」
またもクイズ姫にオススメの復習方法を教わり、なるほどと納得した俺であった。きれいな画像を見るのは好きだが、それらのスクショは思いつかなかった。風景や食べ物は写真を見て覚えよう。これも効果ありそうだな。
それにしても怜良は、クイズのことを生き生きと楽しそうに語っている。本当にクイズが好きなんだなと思う。
それから俺たち4人は、『クイパラ』を中心にクイズの話題で盛り上がり、他の3人が全員Sの一つ上のS1ランクにいる、"クイズ上級者"であることがわかった。話に夢中で、気づくと1時間ほどが過ぎており、時刻は14時を回った。
するとクイズおじさんが、俺に向けて得意気にこう言った。
「今は空前のクイズブームだよね。ではここらで私からクイズの歴史について話そう。クイズとはそもそも何で、どこから来たのか。こんな神秘的な話も面白いよ、あんふぃにさん」
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