俺の栄養素2

6/25
前へ
/25ページ
次へ
「馬っ鹿じゃねぇの」  神林さんは鏡見ろよと言い放ち、また後ろを向いてしまった。俺は返す言葉もなくがっくりと項垂れる。デスクマットに挟んだラーメン屋の割引チケットが目に入り、「ああ、これ、先月末までじゃないか」と輪を掛けて凹んでしまった。 「流石神林くん。バッサリ! 痛快!」  坂戸さんがケタケタと笑う。流石神林さん、痛快ですけども!
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加