捜索依頼の手紙

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捜索依頼の手紙

1986年4月、広東省広州市在住の八仙飯店の店長の弟からマカオ警察に「私の兄、鄭林は、マカオに移ってから長年の間、苦労しながら事業を起こして生計を立てていましたが、昨年8月に突然失踪した上、マカオの八仙飯店を不動産ごと黄志恒という名の男に受け継がせました。しかも最近、マカオのハクサビーチの阿婆秧(発見現場の海域の名)の海面で人の手足の残骸が発見されたとのことで、兄一家が殺されてしまったのではないかと心配しております。警察の捜査本部が私に代わり、兄の行方を全力で捜索してくださるようお願いします。」と書かれた捜索依頼の手紙が届く。
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