🌳森林浴🌳

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あたし チェルシエ・クラディス 「…//」 なんだか、気恥ずかしくなりつつも ケルウス様に手を優しく握られ 一緒に、森の中を歩き始めると 木々が面白いように道を、開けてくれていた。 なるほど…この木々が 道を一方通行にしてたのかぁ… どうりで、同じ所をぐるぐるしてたわけね。 魔王 ケルウス・サルトゥス 「こうして歩いてるだけで 彼らは、ちゃんとした道を作ってくれる。 勇者達は惑わすけどな…」 ケルウス様と、森をのんびり歩いていると 正面から勇者がやってきた! 勇者 「木が動いてると思ったら… 見つけたぞ!魔王ケルウス!」 その勇者は、急にケルウス様に切りかかり 突然の不意打ちに、反応が遅れた ケルウス様はその攻撃を真に受け あたしは、目を見開いて両手で口元を隠し 片膝立ちになった、ケルウス様が うつむいて、動かなくなったと思ったら ツタや葉っぱに、おおわれて 勇者の背後に一瞬で現れ… 恐る恐る振り向いた勇者は悲鳴をあげるまもなく ケルウスさまの背後の地面から出てきた 大きく形成されたツタの手の爪によって 一瞬で真っ二つに切り裂かれ 赤い液体が飛び散り、肉片が転がって… その肉片はどこからか集まってきた 羽蟲達に喰われ始めたんだけど い、いま…何が起きたの? あまりの一瞬の出来事に頭が追いつかない…
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