🌳森林浴🌳

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残りのアップルパイを完食した、ケルウス様。 空になった木製の食器が一瞬で消えて… さりげなく、手を繋がれて 一緒に緑の食堂を出てから、廊下を歩き 建物から外に出て、振り向いてみたら… ツタにおおわれた、大きな古城で 色とりどりのお花が咲いていた! よく見ると、壁には(こけ)も生えてる。 あたし チェルシエ・クラディス 「こうなってたんだ、綺麗だなあ♪」 高い木々の間から入る、木漏れ日… なんて暖かいんだろう。 魔王 ケルウス・サルトゥス 「そうだろう、たとえ 廃棄された人間の建造物であっても 植物達は根を張り巡らせ 美しく保ってくれるのだ。」 確かに、ケルウス様の言う通りね。 あたし チェルシエ・クラディス 「この星が、植物で埋め尽くされたら 環境破壊も食い止められそうですね。」 彼は、嬉しそうに微笑んだ。 魔王 ケルウス・サルトゥス 「その通り、人間どもは環境破壊をして この星の生態系を乱している… ならば、人類なんて滅びてしまった方がよい。」 あたしは、ケルウス様に そっと手を繋がれた。 あたし チェルシエ・クラディス 「あ、でも…人類が滅びたら、あたしも…{汗」 ケルウス様は柔らかく目を細める。 魔王 ケルウス・サルトゥス 「安心しろ、貴女は別だ… この、わ…私の…//」 彼は、頬を赤らめて目をそらしてしまったけど… その姿が可愛らしく、胸がギュッとなった…//
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