『君だけのために』

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週明け、帰り学活終わりに長屋君が声をかけてきた。 「今日、大丈夫?」 「うん…大丈夫」 「良かった、じゃ行こう」 「…行くって?」 「え?うち」 「あぁ、そう…なんだ」 特に深く考えていなかったけど、そうか…そうだよね。私、長屋君の家に…。 クラスメイトたちには、入学式に爆誕したカップルが仲睦まじく何やら意味ありげに帰宅して行った様に見えていたらしい…。
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