時の輝き-再会-

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 ユズが俺の腕に力いっぱいしがみついて「大好きだよ」なんて言うから、俺はユズをそのまま家に連れて帰った。  もちろん帰すつもりはない。  帰せるワケがない。  再会を果たした木彫りのシカが、チェストの上で重なり合う。  途切れた未来がもう一度見えたから…  選択肢は一つだけ。  今度はもう、絶対に離さない。 END
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