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以下、豊沢川ではないかという説を裏付けられそうな根拠をあげていく。
⑴ ジョバンニの長屋は本当に坂の上にある
前ページの図を重ねると、ジョバンニの長屋は花巻駅方面に相当する。
花巻駅は高台にあり、川に向かって低くなる地形によりこのあたりは坂道になっており一致する。また、俯瞰図上も並木道になっている。
実際に駅から歩いたから気づいたのかもしれない。
標高を可視化した地図
⑵ 豊沢川にかかる橋は大正2年当時既にかかっていたことは今昔マップにて確認した。
今昔マップ 大正2年の花巻
⑶ 天気輪の丘方面には身照寺がある。
賢治の生前、身照寺はまだなかった(廃寺になっていた)のだが、日蓮宗の寺の再建を願っていた。
元々宮沢家の菩提寺は生家近くにある安浄寺であったが、賢治の死後、願いを聞き届けた父が墓を身照寺にうつしたというのだ!
大正9年花巻町俯瞰図(引用元は同じ)
①賢治生家 ②精養軒 ③花巻川口町役場 ④花城小学校 ⑤軽便鉄道鳥谷ヶ崎駅 ⑦花巻高等女学校 ⑧やぶ屋 ⑨『春と修羅』印刷所 ⑫宮善商店 ⑬安浄寺(宮沢家菩提寺) ⑭花巻電鉄西公園停留所
身照寺の場所は、地図内⑭のところにあるこんもりした林の奥にある。地形的に、丘っぽい。寺のある場所の標高を調べると91.5m。街中が75m程度。きっと、丘だ。
この丘に寝転び、本当の幸いについて願うなんて、シナリオが完璧すぎだろう。賢治は、法華経の布教こそがみんなの本当の幸せにつながると考えていたはずだからだ。この身照寺予定地こそ、それを願う場としてふさわしいではないか!
とすれば、天気輪の柱とは、やっぱり寺にありそうなものなんじゃない?というのが私の想像だ。
ちなみに、AIの「イラストお絵描きばりぐっどくん」に、銀河鉄道の夜、天気輪の柱、と注文した結果はこちら。
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