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サメ地獄?!
次の日、馬車に乗り、目的地、バーロー温泉街に向かう。
初めて、馬車に乗った。ゆっくりだが、周りの風景が美しい。また、桜が咲いており、ピクニック、いや、お花見かな?
数名のカップルらしき男女が、ラブラブしていた。中には、キスしていたカップルもいた。
目のやり場に困ったのか、ヘルダーラントと、メリーさんが、顔を真っ赤にしながら、別の風景を見る。
スルガが言う。
「白子〜!し〜ら〜こ〜!美味しい白子〜!ら〜ら〜ら〜♪」
謎の歌を歌う。いい声だ。
そして、カップル達がいなくなる。
「坊っちゃん、お嬢さん達、休憩するよ~!!近くに、川があるから、水飲みしてな~!!」
馬車の運転手が言う。僕達は降りて、水を飲む。
僕は、コーヒーを作っていた。この世界にも、コーヒーがある。ただ、問題なのは、焙煎したコーヒー豆が、ひと粒ひと粒、生きていることだ。
血を吸って大きくなったダニだと思ってほしいな。You○ubeで検索して見てほしい。
トドメをさすため、粉々にし、お湯をメリーさんに、頼む。
そして、運転手を含めて、5人分のコーヒーを用意する。
「こういうとこで飲むコーヒー美味しいね~!!」
スルガは、大量の角砂糖を入れ、コーヒーを飲む。
ヘルダーラントも、砂糖を数個入れ、
「た、確かに、お、美味しいな」
メリーさんは、幽霊だが、飲み食いできるらしく、ブラックで飲む。猫舌らしい。
「アチッ!!アチッ!!フー!!フー!!美味しいぜ。やっぱり、コーヒーは無糖だな!!サイコーだぜ!!兄貴!!」
僕も、ブラックで飲む。
すると、なにかを感じた。上からだ。
僕は、サッと避けた。
ドサッとなにか落ちてきた。
「なんだ??これは??」
魚だ。しかも、シュモクザメ、別名、ハンマーヘッドシャーク。
みな、上を見た。
大量のサメが、浮かんでいる。いや、飛んでいると感じた。
馬車の運転手さんが、怒鳴る。
「4人とも早く馬車に乗ってくだせぇ!!これは、竜巻ザメですから、ここから、逃げますよ!!!」
馬車に乗り込み、逃げる。
僕は運転手に聞いた。
「竜巻ザメってなんですか?!」
運転手が言う。
「突然現れるサメの大群でさぁ!!コイツら、人間が好物なんで、このあたりも物騒になっちまった!!早く逃げねぇと!!」
シャークトル○ードか。B級映画かよ。
僕達は、このはた迷惑な、サメを駆除することに決めた。
近づくサメは、ヘルダーラントと僕で切り落とす。
きりが無い。予定変更した。
メリーさんのポルターガイストで、出来るだけ1箇所に集めてもらった。
凄い数だ。
メリーさんは、息切れを起こしながら、言う。
「兄貴!!集めたぜ!!」
スルガを出し、僕は言う。
「スルガ、最大Maxで、ぶっ放せ!!」
スルガは、目を輝かせ、呪文を唱える。
そして、呪文を唱え終わり、怒鳴る。
「最高なシチュエーションだよ!!!喰らえ!!」
間を空ける。
「マジアボム!!!!」
凄いひかりで、サメの大群が、吹き飛ぶ。
ド~ン!!!!
凄まじい爆発だった。そしてクレーターがボカンとあいた。
スルガは、フニャと倒れた。
気を失っていた。
みな、生きてる。良かった良かった。
だが、最後まで、気を抜いてはいけないと、後から後悔した。
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