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混浴?!
5日後の朝、無事、バーロー温泉街に着いた。
なるほど~。ここは、日本の温泉街に近いな。
僕達は、割引券の旅館に向かう。地図を見たり、街の人に話しを聞いて案内してもらった。
日本旅館?随分古い造りだ。年季もあり、従業員の女将さんの挨拶も良かった。
部屋に案内してもらう。
和室だ。畳部屋だ。ふすまもある。押し入れもあった。
こんだけ、ボロイなら、何十年も、お店経営しているのだろう。聞いてみた。
「中々、立派な旅館ですね。何十年経っているんですか?」
女将さんが言う。
「3年ですね~」
えぇ~?!微妙だな?!以前、前世の記憶にも、こんなことあったな?
う〜んと考えると、スルガ達、女子達が言う。
「早く温泉に入ろう!!」
そして、無料温泉に向かう。なんでも、この、チケットは、どんな、温泉もタダで入れるらしい。
これは、ありがたい。
殺人鬼だが、温泉は好きだ。
男湯と女湯があり、僕は男湯に入ろうとすると、スルガが、僕を掴む。そして、抱っこする。
「……なにするの?僕、男なんだけと?」
スルガは、答えた。
「キョウは、まだ、身体は赤ちゃんなんだよ?温泉は、深いところもあるし、危ないよ?一緒に入ろう?1人だと寂しいじゃん?」
えぇ!?一緒にだって?!年頃の女の子と混浴だと?
「……肉体強化で入るから、遠慮します」
ズバッと断る。
すると、スルガ達は、普段見せない動きで、僕をタオル1丁にした。この痴女達が!!
「さぁ、あきらめなさい?」
スルガ達の気迫に負け、一緒にお風呂に入ることにした。
前世は34歳、だが、転生後は、まだ、0歳。
確かに、彼女達とお風呂に、はいらなければ、この広い温泉には、入れなかっただろうな。
スキル、殺人鬼を発動したら、温泉地をめちゃくちゃにしてたかもしれない。
「………ありがとうm(_ _)m」
ペコリと頭を下げる。
僕は、普段可愛い仕草をしないが、不意打ちは、彼女達、曰く、卑怯らしい。
僕は、スルガに、抱きしめられながら、湯に浸かる。
「いい湯加減だね~!!キョウ、大丈夫?」
スルガの、大きな胸が、クッションみたいだなと頭によぎった。
ヘルダーラントが、スルガに寄り、スルガから、僕を奪う。
「キ、キョウ!!こ、こっちの湯、ヌ、ヌルヌルする!!」
顔を真っ赤にして、ほんのり胸を、僕の頭に押し当てる。
なんか、安心した。大きすぎず小さすぎない、安定した感じだ。
すると、今後は、メリーさんが、ポルターガイストで僕を奪う。
ワイン風呂らしい。アルコールは、ないはずなのに、どうも、酔っぱらっているみたいだ。
前回、悪魔インゴットを倒してから、僕も彼女に触れられる。
「あたし、この湯好きかも〜。ヒック!!」
なるほど~。匂いで負けるタイプか。
メリーさんの胸は、うん、ペッタンコ。けど、見た目、僕と変わらない。むしろ、お姉さんと思っている。けど、兄貴扱いは、少し、苦手だ。
そうして、4人で、温泉を楽しんだ。
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