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「美味しいかい?」
「うん!!!!」
綺晶ちゃんは頬いっぱいに僕の弁当を口に頬張りながら、元気よく頷いた。
「それは良かった」
そして僕は綺晶ちゃんから押し付けられた、三色団子を口にした。
「三色団子だなんて何年ぶりかな?」
くどくない甘さを堪能しながら、僕は幸せだなぁと舞い落ちる桜の花びらを眺めながら、そう思った。
「美味しかった!!綺晶、幸せ!!!!!!」
「そうかい?」
僕はクククと笑いながら満開の桜の花を見上げた。
巨大な桜の木は僕たちを優しく包み込むように、そこに君臨していた。
【END♡】
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