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僕が半分ほど弁当を食べた頃。
先程の小さな女の子と母親が僕のそばに来ていた。
「あの。この子がどうしても、あなたと花見がしたいと言うものですから。ご一緒してもいいですか?」
「はい。構いませんよ?」
「すみません。ありがとうございます」
と、母親は僕に礼を言った。
「ほら綺晶ちゃん!!お兄ちゃんに、ありがとうは?」
と母親は綺晶ちゃんを促したが、綺晶ちゃんはガン無視して僕の食べかけの弁当箱の中身をヨダレを垂らしてガン見していた。
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