Love at First sight 〜ブロンドヘアの御曹司は探していたシンデレラを甘く愛し尽す～

I'm attracted to you

　リアムがそういったタイミングでレジの順番がまわってきた。お会計をしてくれて、そういえば映画館のお金も全てまだ払ってないことを思い出す。
　購入したものは、私のリュックに入っていた持参のエコバックに放り込んだ。

　駅から10分しないくらい立派なデザイナーズマンションの前についた。オートロックを開けてマンション内に入る。中は吹き抜けになってて植物が植えてあり庭のようになっている。

　賃貸マンションには見えないし、私が住んでるところとは天と地があるくらいオシャレだった。
エレベーターで３階について通路の一番奥にあるドアを開けて部屋に入った。

「お邪魔します」

　リアムが先に電気をつけて部屋に入っていた。私も後ろからついていく。

「鞄、そこにかけて」

　リビングの壁にフックがあり、リアムが持っていたバックがかけてある。空いてるスペースにリュックをかけさせてもらった。緑を基調とした2LDKの部屋。配色センスがよくて、ウッディな香りがして落ち着いてる。

　一人暮らしには十分すぎるくらい広いし、ロケット、地球儀みたいな小物も置いてあって自分の一人暮らし部屋との差に圧倒された。私の部屋は狭い１DKでとりあえず寝るために帰ってるだけだからな……。