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「リアムはどうしてそんなに優しいの?」
数回しかあってないのに、リアムは私に優しすぎる。私は彼に何か恩を売るようなことをした覚えがない。どちらかのいえば、迷惑しかかけてない。
「……まこに笑顔でいてほしいからだよ」
「………それだけ?」
「うん、それだけ。だから、ボクで恋愛経験値を補って、自信をもって笑顔になってほしい」
絆されるには十分なくらいの笑顔を向けられた。
リアムはきっと、酔って泣いて散々だった私の弱音の吐露に同情して放っておけないだけ。とても慈悲深い人で、これはきっとただの人助けなんだろうな。
「ありがとう……努力します」
私の返答にくすっと笑う。
「努力なんていらないよ。you're so cute so be confident」
「……コンフィデント?」
「'Cause I'm attracted to you」
全然わかんない。スマホで翻訳機能を出してリアムに向けた。
「翻訳機能つかうから、もう一回お願いします」
そういっても、リアムは首を横に振っていた。私はいつもワンテンポ遅いらしい。
「___confidentは”自信”だよ。ボクが協力するから、自信をもちましょうって、そう言ったんだ」
「……そうなんだ?………取り乱したようなこと言ってすみませんでした。今後ともよろしくお願いします」
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