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獲たものと生還
子供の頃には他との差がもうリガロには
見えていた。
だが、それでも親が愛してくれていた
幼い時の思いでは暖かいものであった
その暖かい眠りを破って頬に冷たい水滴が
落ちてくる。
リガロは体のあちこちが痛みに軋みながらも目を覚ました。
時間はどれだけたったかはわからないが
まだ、どうやら日の出前らしい
両面を開けても濃い闇の中にいた。
だんだん目が闇になれてきて
今が朝なのか?夜なのか?
わからない状況であるらしいことが
わかった。
今、リガロは洞窟?のような場所に
いるらしい。
さらに目がなれてきてた
無数の盾や剣が見えた。そして今が
闇きつねから生きて逃げ出せたことを
喜べない環境にいることがわかった。
その転がっている盾や剣の持ち主たちが
何者かに食われて骨として落ちていることがわかったからだ。
その内、頭もスッキリしてきてわかってきた。どうやら今いるところは
ブルーキャタピラーの巣の中であるようだ。良く目をこらすと闇きつねとの対戦のさなかブルーキャタピラーに捕まり
ブルーキャタピラーの巣の中にいることが
目に写った。
ブルーキャタピラーは次の狩りに
いったのか?巣には姿は見当たらない
状況は好転したのか?
助かったのか?
闇きつねよりはブルーキャタピラーは
小さいが危険どは同じくらいだ。
とりあえずここから逃げよう!!
リガロは意を決して洞窟から
逃げ出そうとした。洞窟の先を出口と
信じて逃走しだした。
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