獲たものと生還

1/1
前へ
/4ページ
次へ

獲たものと生還

子供の頃には他との差がもうリガロには 見えていた。 だが、それでも親が愛してくれていた 幼い時の思いでは暖かいものであった その暖かい眠りを破って頬に冷たい水滴が 落ちてくる。 リガロは体のあちこちが痛みに軋みながらも目を覚ました。 時間はどれだけたったかはわからないが まだ、どうやら日の出前らしい 両面を開けても濃い闇の中にいた。 だんだん目が闇になれてきて 今が朝なのか?夜なのか? わからない状況であるらしいことが わかった。 今、リガロは洞窟?のような場所に いるらしい。 さらに目がなれてきてた 無数の盾や剣が見えた。そして今が 闇きつねから生きて逃げ出せたことを 喜べない環境にいることがわかった。 その転がっている盾や剣の持ち主たちが 何者かに食われて骨として落ちていることがわかったからだ。 その内、頭もスッキリしてきてわかってきた。どうやら今いるところは ブルーキャタピラーの巣の中であるようだ。良く目をこらすと闇きつねとの対戦のさなかブルーキャタピラーに捕まり ブルーキャタピラーの巣の中にいることが  目に写った。 ブルーキャタピラーは次の狩りに いったのか?巣には姿は見当たらない 状況は好転したのか? 助かったのか? 闇きつねよりはブルーキャタピラーは 小さいが危険どは同じくらいだ。 とりあえずここから逃げよう!! リガロは意を決して洞窟から 逃げ出そうとした。洞窟の先を出口と 信じて逃走しだした。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加