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ある、デスゲームにて。
「さて、犠牲者を1人決めてください」
ゲームマスターを名乗る男から、にべもなく告げられたのは5人の中から1人生贄を決めて、水槽の中に入りボタンを押し続ければ、次の部屋への扉が開くというものだった。
だが、水槽の中には絶えず水が入り続けそれは勿論死へと繋がる事には想像には難くなかった。
「ちょっと待て!、どう言う事だ!」
「そんなのあたし、嫌!」
「でも誰かが生贄にならないと…ってあれ?」
いつの間にか開いていた次の部屋への扉、そしてゲームマスターは告げる。
「何か誰かボタン押してるんだけど…」
「誰?…って川崎君!?」
水槽の中に入りこみ、ボタンを押す川崎君。
その光景を見たゲームマスターは
「あー…何か話し合いとか無かったみたいだね…とりあえず次の部屋に入ってよ」
と抑揚の無い声で告げた。
「でも、本当に…」
「良いから行くぞ!、ありがとう川崎!。お前の死は無駄にはしない!」
こうして残りの4人は次の部屋へと向かった。
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