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緑あふれるオープンカフェ。
佑茉たちは隙間時間にスマホで仕事をしながら、料理が運ばれてくるのを待っていた。
スマホの画面を眺めながら、佑茉が呟く。
「スマホって賢いと思いませんか?」
「どうした急に」
「この間、間違って、『たしたのあさ』って打ったのに。
スマホが勝手に文脈から推察したのか、『明日の朝』に変換されてたんですよ」
「そうか」
と言いながら、由人はおのれのスマホに打ち込んでみていた。
「ん?
俺のはならないな。
お前がよく『明日』って打ち込むから、似た単語だと、明日に変換しようとするのかもしれないな」
そう言った由人がふと思いついたように訊いてくる。
「『てしたのあさ』ではどうだ?」
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