1 我が家の守り神?

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「ブエックションッ」  Gもいなくなり、自称神様の姿も見えなくなったことで安心したのか、ビックリするくらいオッサンなくしゃみが出てしまった。いかん、私はまだ花も恥じらう19歳の乙女。もっとかわいいくしゃみをしないと。とはいえ、豪快にするくしゃみの気持ち良いこと。くしゃみの後に「チキショー」とか「バカやろう」とか言わないだけオッサンとは差別化できているはずだ。  急いでお風呂から出て、髪の毛をドライヤーで乾かしていく。いつもの作業をしていると少しずつ気持ちが落ち着いていき、さっきのお風呂場での出来事は白昼夢だったんじゃないかと思えてくる。 「神様がいるってだけでもファンタジーなのに、よりによってあんなにイケメンなのにエッチだとは驚いた」  少なくとも、私が生きてきた人生でナンバーワンの超絶イケメン。しかし、なぜ湯船から現れた。もしかしたら、お湯の中でずーっと私の裸を見ていたのか。落ち着いてきていた気持ちが、再び怒りに支配されていく。ああもう、イライラしてお腹が煮えくりかえりそうだ。  グルキュルキュルキュー 「ぐわっ」  煮えくりかえっていた私のお腹から聞こえる異様な響き。そしてすぐにやってくる痛みと便意。 「くっ、このタイミングで」
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