一章

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俺は待たねえよっ! 今度は、ターゲットを狙って発砲する。 直後、やはり動き出す。 「テメェやりやがったな!」 あーはいはい、どこぞの捨てセリフね。 テメェらが早く動いてりゃこんなことしねえんだよ。クソが。 「問答無用」 更に乱射をかます。 あちこちで銃撃戦が繰り広げられてる。 「……俺を退屈させるな」 反撃してこねえと思えば、俺が確実に仕留めてるからか。 コレはコレで、つまらねえな。 雑魚キャラなんて要らねえ。 もっと楽しませてくれるヤツでなきゃ、退屈しのぎにならん。 「ッチ」 こう簡単に終わってもつまらねえんだよ。 『……ちょっと、僕の邪魔しないでよっ!』 『何やて!?』 『……それが邪魔ってことわからないの? あーもう何で僕がお前みたいなヤツのお守りなんかしなきゃなんないのさ!』 荒れてるな。 あのクソアマ。指示を無視する気か? 『にゃ!』 『……僕に触んじゃねえよ!』 こっちもあっちも荒れてるな。 どいつもこいつも。 あー鬱陶(うっとう)しい。目障りだ。
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