一章

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木崎のとこと合流し、真咲たちの解放は後回しにするとして物を取りに行く。 そこにいたのは、ただ一人だけ。 人質以外は全滅なのは間違いなしだろ。 「…………仲間? みーんな仲良く、あの世逝きだけど。テメェも逝ってみるか? 地獄の果てまで」 「な、何が目的だ」 「こっちが聞きたいねぇ。この場で管理されてるアレだよ」 「そんなもの知ら……」 ソイツがいる真横の床に銃弾を打ちつける。 「誤魔化したらぶっ殺す。死にたくなきゃ、さっさと出しやがれ。?」 銃を構えながら、一歩ずつ近寄って行く。 反対に向こうは引き下がって行く。 だから嫌いなんだよ。 後ろが当然見えてないヤツは、背中に何か当たったようで逃げられないと悟ったのか震える手で手探り状態。 「寄越しな」 直後アタッシュケースが俺のとこまで滑り込む。 「……コレだけか? だって言ったろ?」 「あるのはコレだけだよ……」 「誤魔化したらぶっ殺すって、最初に言ったはずだが、?」
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