一章

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カタカタと震えてる音。 ま、撃ち殺せってのは無理な話だな。ガキには。 けど、俺たちは……。 “殺し屋”ということで生きてんだ。 昔の生活にはもう戻れないという覚悟の元、ココにいる。 『…………代わりに、撃ち殺したいとこなんだけど』 「好きにしろ」 『…………小学生にそんな酷いこと言う? ねぇそこさっさと退いてくれる? 邪魔』 『ごめ、なさ……』 『……ターゲット以外に被害起きたらどうなるの?』 「殺さなきゃ問題はねえよ」 『でもアイツの周りボディーガードがたくさんいるけど?』 「」 『……ターゲットだけうまく狙えるかな』 ━━━カチャ 『バイバーイ、クソ政治家』 ━━━パンッ 『アレ即死かな?』 脳天ぶち込んだか。 気づかれないうちに、その場をあとにした。 暗殺組織。 コレが俺たちの仕事。
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