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「合同チームで組んでもらう」
「は、」
戻って早々、なんつったコイツ。
「一緒に行くのは月雲だ」
「あ゛?」
あの、クソ男……。反吐が出る。
「さっさと乗れ」
「チッ、人数は減らしていいんだろ?」
「好きにしろ」
さて、どうしたものか。
朝兎は置いていくとして、新人は……いやダメだ。あんなヤツいたところで足で纏いになるだけだろ。恭介は……まだ気力はありそうか?
問題は、和紗だな。置いていくか?
「先生、僕なら大丈夫だよ」
「本当に? お前、無理してないか。妹や弟のためなら残ってろ」
「……足で纏いになるのはわかってる。でも僕は誰かの役に立ちたい……こんな僕でも」
「わかった。余力があるヤツは。朝兎は休んでな。そこのお前らは戦力にならねぇから今すぐ俺の前から消えろ」
珍しく電池が切れないな、猫。
「真咲、その腕でどこ行くの」
「殺るに決まってんでしょ。どっかの青髪の暴走止めなきゃいけないんだから」
「……だってよ。どうする、お兄チャン」
俺の言葉に木崎は顔を歪める。
「グッ……わかったよ……!! その気色悪い呼び方で僕を呼ぶな!!」
さて、と。
「お前は?」
「きょーちゃん眠くないお」
「違う。そんなことは聞いてねぇ」
「……にゃ? きょーちゃんいちゃ、ダメ?」
俺が悪かったよ。その悲しげな目で俺を見るな。
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