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組織に戻り食堂に集まる。
報酬を受け取るのは大抵ココだ。
そして、一番先に戻ったチームが夕食作りをする決まり。
「また月詠かよ」
「嫌味?」
月詠は反感を買う。
なんせ優秀だから。
反対に月詠を尊敬するヤツもいる。
悪い気はしないけどな。
「……テメェらみたいな弱小チームに負ける気はしないんでね。そもそも、報酬は決まってんだよ。殺れないテメェらが悪い。なんか文句あるか?」
いつもの席に座ると、わざと聞こえるように話した。
「悪い顔してる」
「性格悪いんで。そんなことより、コレが取り分。ちゃんと渡したからな」
「ん、ありがとう」
報酬をどうするかは、自由だ。
出られると、期待して貯金したり。
はたまた使ったり。
ココには生憎、商業施設はない。
あるのは売店だけだ。
「……待てどこに行く」
「にゃ」
「……俺から逃げられると思ってんのか? おとなしく言うこと聞け」
眠ってたはずのヤツは、着いた途端に起きて逃げようとしてる。
「きりゃい」
いつもの兄弟ケンカみたいなもんだ。
「嫌いで結構。だが好き勝手にはさせん。菓子ばかり食っても大きくなんねえぞ。あ、ならねえか。お前は」
「いーの! しゅきなものに使うもん」
「よくねぇよ。栄養不足になるぞ?」
「…………バカッ!」
「飯抜きで食べることは許さん。虫歯になっても知らねえぞ」
「にゃんにゃいもん!」
「なるわ! 砂糖菓子だろ。食べすぎは身体に毒なんだよ。バカか?」
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