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やっと喋ったと思えば、感じ悪くて苦手かも…。
バックパックに寝袋やサバイバルナイフ、焚き火様の着火材等を詰めるとカイトが余分に連れて
いた一頭の背中に乗り込んだ。こうして異世界での四人旅は幕を開けるのだった。
*
旅の疲れを癒すべく一眠りした四人と五匹は、
川へ向かって歩いていた。洗顔や洗濯を済ませ、次の目的地へ向かうのだ。
地図に表記された村の名は、「名もなき村」。
川を隔てた先にあり、老若男女の集う歴史ある
開墾地である。
川を渡る間、馬はどうするのだろう。
希海のそんな疑問に答えたのは、何処からともなく
現れたアイダだった。
「お任せ下さい、馬は責任を持って私がお預かり
致します。」
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