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事情
2036年5月28日11:21 午前
俺はタカシ、20歳。
ごく普通の大学生、、、ではない。
俺は、おじいちゃんがいない。
おじいちゃんは、五十嵐押という名だ。
東大医学部卒業生で、すごいエリートだったらしい。
おじいちゃんのことは、見たことがないけど、
きっと、やさしくて、すごくて、いい人だったんだと思う。
でも、、、、
14年前にスナイパーに銃殺されたそうだ。
大林にかかわったのが間違いだったと、
おばあちゃんが言っていた。
大林、よく目にすることがある苗字。
俺は、大林という苗字が嫌いだ。
大林は、、、おじいちゃんを殺したんだ。
おじいちゃんを死に追いやった大林を許さない。
おばあちゃんから聞いてみたところ、
下の名前は一変。
"大林一変"
許さない。
絶対に。
僕は、犯罪者はちゃんと罰を受けてほしいと願い、
たくさん勉強して、俺は2年たった今、検察官になった。
検察官というのは、
事件の捜査や、被害者の取り調べ、証拠品の収集などの仕事がある。
これで、大林一変を見つけることができたなら。
自分は大林に、"あの事件"の罪を償ってほしいと考えていた。
そんな時だ。
服に名前のようなものが刺繡してあったのが目に入った。
出会ってしまった。
自分は最悪の運命を、辿ってしまった。
いたんだ。
刑事になっていたんだ。
あの、
あいつが、
大林。
"大林一変"が。
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