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怒り
2038年9月26日8:55 午前
僕は、腹部に深い傷を負っていたが大林刑事の救急処置で一命をとりとめた。
あの爆破事件から5日が経った。
現在は捜査会議だ。大林刑事はまだ来ていない。
欠席だろうか。これも殺人事件とほぼ同じなのに、、、。
田代「これは14年前の"大林一族連続殺人事件"と
何らかの関わりがあると確定している。」
今話しているのは田代警察本部長だ。
この警察署の部長をしている。
あの爆破事件があり、警察署に捜査本部が1日前に設置された。
そうして、現在に至る。
田代「捜査主任官は外山警視監に任そうと考えていましたが、
重度のやけど、重度のけがを負ってしまっているので、
中山巡査部長に任せます。」
中山「はい、了解しました。」
田代「犯人は仮面をかぶったスーツの男性。
そして、大林刑事と対峙した共犯の男。」
タカシ「大林土浦と名乗っていました。」
田代「なるほど、では土浦とスーツの男。
スーツの男も大林一族と考えられますね。」
田代「そして、なぜ麻布台ヒルズを爆破したのか、こちらは刑事課の方が一時
捜査をする予定です。本部からは以上です。
では、中山捜査主任官にあとは任せます。」
そんな感じで、まだわかっていることは少なく。
現在わかっている情報を提供するだけで終わった。
大林刑事、、、どこへ行ったんだろうか。
メールしてみよう。
=====
大林:わかった、後で行く。
ー1日前ー
大林刑事、どこにいるんですか?:タカシ
捜査会議終わりましたよ。:タカシ
=====
既読なし、、、、、。
何かあったのか?
いや、、、、それ以外ない、、、!
大林刑事!今度は俺が助けます、、、!
大林「あ、五十嵐。」
へ?
なんでここにいるんだ?
さっきまで既読スルーしてたくせに!
タカシ「なんでいるんですか?」
きょとんとした顔でこちらを見る。
めんどうなひとだ。
大林「さっきまで、土浦のことを聞いていたんだが誰も見ていないんだ。」
タカシ「、、、、一日中聞いてたんですか!?」
大林「あぁ、そうだ。」
もう、、、、なんなんだよこの人。
心配した僕が間違っていた。
しかも何も分かったことないじゃないか。
はぁ、無駄に疲れた。
大林「まぁ、丁度カフェがあるからここで昼食を食べよう。」
タカシ「刑事の奢りで。」
2038年9月26日12:23 午後
「いらっしゃいませ。2名様ですね、お好きな席どうぞ。」
僕と大林刑事は近くのテーブル席へ腰かけた。
そして2人、アイスコーヒーを頼む。
カチャ
店員2人が銃を向ける。
キャァァァァ!!!
ウワァァ!!!
「のんきにアイスコーヒーを頼むんですね。」
「こんな時に。」
まじかよ...
カフェにも侵入しているのか!?
今僕たちは手ぶらだ。
唯一持っている武器、それは。
自分自身。
大林「お名前は?」
快斗「快斗です。」
大林「そっちは?」
篠原「篠原だ、久しぶりだな。」
大林「篠原、、、!!!」
篠原、、、?
誰だ。
なにか因縁があるのか、、?
大林「篠原、、、五十嵐押を銃殺した張本人だ。そして、天才スナイパー。」
タカシ「、、、おじいちゃんを、、、!」
その事実を知った瞬間、頭が沸騰するほどの怒りを覚えた。
体が言うことを聞かない。だめだ、
相手は銃、しかもスナイパーだぞ。落ち着け。
相手が隙を見せた瞬間、、、、殺してやる。
大林「それで、何するつもりだ?」
快斗「お宅のお友達。いるでしょ?」
大林「、、、、、。」
おれの家には二郎の友達が居候している。
六郎
穣太郎
万里
五木
快斗「今、マンションの屋上だよ。」
スマホ片手に不気味な笑みを浮かべ、言った。
大林「、、、、、!」
タカシ「、、、、今すぐ戻せ!」
快斗「おおっと?動いたら落としますよ?」
大林「動くな...」
こんな危機的状況、、、どう打開するか。
大林刑事はどう対応するのだろうか、、、。
大林「まってくれ、、、、少し。」
そのまま2分が経過。
すると、大林刑事は勢いよく走りだした。
快斗「おい!待て!」
篠原「苦しめ。」
パァァン
大林刑事の肩に被弾。
視線がそれた瞬間に僕は、篠原に襲い掛かった。
銃が向こうへ吹っ飛ぶ。
快斗は足で転ばせ、参戦できないようにした。
快斗「落とせ!!!!!!」
快斗が寝そべりながらスマホへ叫ぶ。
大林刑事、、、!
間に合うわけない!
無理だ、、、、!
篠原「ハンドガンが、、、。」
タカシ「篠原ぁあああぁぁ!」
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