最後の一人

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当時の勢力図はこんな感じだ。 エルドラシル本国に住む魔法騎士の娘で、赤の妃と呼ばれる王妃と、その息子で異母兄にあたる3つ年上のアーネスト。 獣人の国の姫で、青の妃と呼ばれる母とその息子である私、シュツル。 休戦協定を結び、敵国から嫁いできた黄の妃とその息子で異母弟にあたる3つ年下のイブラハム。 私がまだ8歳のころ、虹の宮殿の配下に設立された3つの隣接した赤、青、黄の宮殿はそれぞれ予言の事もあり、行き来厳禁の不可侵な場所になっていた。
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