異世界面接

4/5
前へ
/5ページ
次へ
「ですから、身長160cm代後半の、気弱な山田●介似の童顔童貞イケメンケモミミ奴隷君と一緒に、奴隷制度をぶっ潰すための旅に出ます」 「山田●介似のイケメンが女性経験ないわけないだろ!」 「くっ……では女性経験が少ない、でも可とします」 「違う!そうじゃない。じゃなくて、困る! 奴隷制度がなくなったら国が成り立たなくなる!」 「そうですね! それじゃあ、革命を起こして国王をぶっ殺します!」 「わしを殺すな!」 「民主主義を国民の手に取り戻すのです!」  彼女は笑顔でガッツポーズをする。 「そうじゃなくて……、この世界のあり方を変えずに、この世界を救ってほしいのじゃ」 「えー。でも、制度そのものが変わらなければ、また同じことを繰り返すと思いますよ」 「分かったような口を聞きやがって」 「というか、世界を変えるな己を変えろ。という物語はもう流行らないと思います。時代は革命とヒューマニズムです! 奴隷を解放し、国王と貴族を殺して民主主義国を作り、国民に自由と平等を取り戻しましょう!」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加