【最終話】ヒイラギ【篤side】

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「クレープ食べる?」 「うん。食べたい」 最近は自分がしたいことを 俺には主張できるようになった柊が 微笑ましくてついつい 親バカみたい甘やかしてしまう 「ちょっと待ってろ」 そう言って、前と同じ 抹茶味の生地と普通の生地の2種類を買って 柊の元に帰った 「ほい。お前はこっちだよね?」 迷わず抹茶味の方を差し出すと 柊が伏目がちに少し気まずそうに言う 「実は・・・」 「ん?」
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