殴り合い?!

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殴り合い?!

ガレオンが、ほら貝を吹く。撤収の合図らしい。 「たまにでいい。手紙をくれ。おじいちゃん、心配なんだ」 と言い、鳩?らしい鳥をヘルダーラントに渡す。 いい話だったと思うと、ガレオンが、僕にこぶしを向け言う。 「我とこぶしをぶつけよ!!我は、まだ暴れたりないぞ!キョウ殿、戦え!!」 えっ。 「さっき、戦ってましたよね?アレでいいじゃないですか」 ガレオンは答えた。 「あんな雑兵。倒してもつまらん。我は、お主と真剣に戦いのだ!!頼む!!!!」 漢の、戦士の目だ。 殺人鬼だが、この漢の目で、戦うことにした。 「殺したらすみません。なるべく、手加減しますから」 ガハハハ!!とガレオンは笑い、お互い、向きあい、スルガがコングを鳴らす。 デカいクセに、動きが早い。 僕に蹴りをかます。僕は、吹き飛び、上手く着地した。 今度は、僕の番だ。出し惜しみなしだ。 スキル、殺人鬼。発動。撲殺魔、サミュエル.リトル アメリカの殺人鬼だ。 僕の身体は生前の姿になる。 ガレオンが、構える。 僕は、目に止まらぬジャブを喰らわす。 ガレオンの腕がヘコむ。 「ぐぁ!!やはり、凄いな。これが、お主の、キョウ殿のチカラか?」 浅かったか?手加減したのがよくなかった。 ガレオンがストレートに殴ってきた。僕が殴った腕。左腕は壊れたみたいだ。 「「勝機!!」」 お互い、ハモリ、顔面を殴る。 凄い衝撃波がする。スパン!!と音をたてた。 そして、ガレオンが吹き飛んだ。僕は耐えた。 「危ねえな。さすが、魔族だ」 吹き飛んだガレオンを回収しに、部下のトカゲ人間達が急いで向かう。 そして、僕達は勝った。 殺人鬼、撲殺魔、使い用では、役に立ちそうだなと考えて、元の子供に戻る。顔が親知らずを抜いたみたいに腫れた。 こりゃ、しばらく、怪我治らないな。
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