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立体駐車場を登って行くが、真っ暗で車は停まっていない。
いつまで経っても屋上に行ける気配がない。
「何してる?」
背後から男性の声がして、私はビクンと震えると振り返った。
老人だった。
「あ、あの、車を探してて」
私の言葉を聞いてないのか、老人は私を無視してスタスタと上に向かって歩いて行く。
そのうち、上からガヤガヤと声がして、私は老人と2人じゃないと安心したが、背中に何か冷たい物を感じて、何故か身の危険を感じて屋上へは進めなくなった。
なんなのッ!
なんで鳥肌が立つの?
私は怖くなって、もう車どころでは無くなってきた。
慌ててもと来た場所に戻り、体育館に入ると母に電話をかけた。
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