曇りの日には

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お前も死んじゃうのにいいのかって話だよ。 「僕はかき揚げで死ねるなら本望です。死んだら棺の中にかき揚げを詰めてくれとお願いしていたほどには大好物なので」 花壇の花も潰れるよ。 「先生も潰れます。僕も死にます。怒られやしないので結構です」 確かに。それはそうか。 「花を育てるのに飽きてきた頃だったので、ちょうど良かったです。これで僕の仕事はなくなる。それじゃあ、かき揚げ落下させますね。えいっ」 わっ。ほんとに落ちてきてる。 最後に髪だけでも洗いたかったわ。 ねぇ、お前って一体何者なの? 「僕ですか? 僕の名前は………」 二三XX年 かき揚げ落下事件       死亡:四四一 名 【事件詳細】    午後十二時五十五分頃、突如として巨大なかき揚げが鎖川高等学校に落下。同日、学校内では殺人事件が発生しており、校内は混乱していた。その渦中に起きた事件。警察は、かき揚げを鑑識に回したが、得られた情報は、そのかき揚げの具材が桜えびであったことのみだった。当時、校内にいた人間は、全員が即死であったと考えられる。警察は一連の流れを、全て事故として片付けた。驚異的な犠牲者の数や、全てが謎に包まれた事件であることから、世界三大怪事件の一つとして名を馳せている。

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