エイプリルフールに告白を

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「へぇ。じゃぁさ噓発見器的な機能がついてんの」 「う。うん。センサーで人間の呼吸や血圧に脈拍発汗を検知して それに沿って『それはエイプリルフールです』と答えるはず?」 「そうかぁ。じゃぁさっMリン、 俺の会社のE美ちゃんは俺A太のことが好きかな」 『それはエイプリルフールです』 「うわ、Mリンちゃんキツぅ」 「A太、それはA太の質問が悪いよ。 MリンはA太の呼吸や脈拍等を読み取って判断しただけだよ。 A太の同僚のE美ちゃんて結婚していて 旦那さんとも仲いいんでしょ。 だからA太は最初からあきらめているのを Mリンは答えただけだよ」 「はぁ、なるほどぉ。 そうか。では質問。 【俺とB斗は世界一のラブラブだ】!!」 「え?A太、何その質問」 『それはエイプリルフールです』 「えーMリンちゃん、それはないよぉ。 なぁB斗、俺達相思相愛だよな」 『それはエイプリルフールです』 「ギャハハ、Mリンちゃんの嘘つきぃ」 『それはエイプリルフールです』 「あ、Mリンちゃんが自分が正直って言ってるよ。 なぁB斗。B斗、あれ、B斗どうした。 顔が真っ青だぞ」
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