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「A太。A太僕はね、ううんMリン聞いて。
【B斗はA太に無関心だ】」
「へ?B斗何を言って」
『それはエイプリルフールです』
「・・・泣いているのかB斗」
「ごめん、A太。
だけどA太。知ってる?
愛の反対は嫌いじゃないんだよ。
無関心なんだよ」
「・・・・・・・」
「A太。Mリンは嘘を付かないんだよ」
「え、じゃぁちょっと待て。B斗お前って」
「そう、僕は男が好きなんだ」
『それはエイプリルフールです』
「ああ、違う。好きなのはA太だよ。
他の男はもちろん女も興味がないよ」
「B斗・・・」
「気持ち悪い?
だけど僕は、A太と出会った時から好きだったよ。
でも・・・A太はMリンみたいな
グラマーでゴージャスな女が好みだもんね」
「B斗それは・・・」
「ふふ、Mリン反応しないね。
ねぇ、Mリン。
A太は僕みたいに
チビでやせっぽっちで臆病な男が好き?」
『・・・・・・』
「あれ?Mリン反応しない。
おかしいな。どこか壊れたのかな。
センサーがいかれたとか」
「B斗、あのな。俺の話を聞いてくれないか」
「ちょっと待って。Mリンの反応がおかしいから
調べるからちょっとA太何Mリンの起動スイッチ切ってんの」
「B斗!!この研究ばかっ
Mリンじゃなくて俺を見ろっ。
俺だって、お前と初めて出会った時。
桜の花が舞い散っている中にお前が立っていた時。
その光景が未だに俺の心を占めているんだ」
「え、それってん、ん〜」
「はぁ。やっと触れられた。
B斗。お前の唇、柔らかいな」
「い、いきなり何を」
「B斗、愛してる。
ちなみに今は4月2日だからな」
「A太ぁ・・・・」
終
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