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その日の夕刻。
一如が疲れた様子で帰宅した。
私はちょうど夕食の準備をしていたが舞はずっと、スマホとにらめっこをしていた。
「カズくん、おかえりなさい!!」
「おう!腹減った」
「もうすぐで出来るから待ってて」
そう私が一如に言った時だった。
「二人共。今すぐ私の部屋に来て!」
と、舞ちゃんが口調を厳しくして真剣な眼差しで私と一如を見てきた。
「ちょっと待って?ごはんを食べてからにしてくれる?」
「駄目。とても大事な話だから」
「そう……カズくん、いい?」
「わかった。いいよ」
そして舞ちゃんのあとに続くようにして私と一如は、舞ちゃんの部屋へと入った。
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