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12月中は互いに顔を合わせないようにして過ごしていた。
舞ちゃんは必要最低限しか自分の部屋から出ようとしないし、私は気を紛らわす為に翔太の世話をし、そのあと翔太が独特のひょうきんさを私に見せてくれたので、私は、自分の心の均等を保っていられた。
そして元旦を迎えた。
元旦の挨拶には一如の実家へ、一如、翔太、私の三人で行った。
今までは舞ちゃんもお義母さんに新年の挨拶に行っていたが、今回はいくら声を掛けても舞ちゃんは部屋から出ようとしなかった。
「なんだ?!舞のやつ……」
この時点で一如は憤慨してしまい、車の運転も荒くて私は少し怖く思った。
翔太は構わずにゲームをしていたが。
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