ソメイヨシノ絶滅の顛末と宇宙人の話

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 私の住処兼兄の研究所に少なくとも10年以上軟禁されている人が、自分は宇宙人だと言い出した。  今日の彼はややピンクがかった白髪に褐色の肌の男性だ。20代後半くらいに見える。あくまで地球人類の基準でいうなら。 「知らなかった?」  ゆったりと首を傾げて言う宇宙人。  確かに日によって明らかに性別が変わっていたり、3日くらい目を開けたまま微動だにしなかったり、クラゲみたいに全身がびかびか光ってたりしたけども。 「まじかー」
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