異種接近交遊 Part.3『刺激』

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「目茶苦茶ヤバいルートじゃんっ!」 「まぁ、彼らが次に住む所に、僕と同郷のモノが居ないこと祈ってあげましょうよ。 そうそう、秋良さん、そんなことより、もっと建設的な話、しましょうか?」 「……なに?」 そんなことよりって、と。 半ば呆れる私に、DVDの再生を止めたライが改まった話をするように、両腕を置いたクッションを脇に避けた。 「僕たち、子供つくれるみたいですけど。どうしますか?」 「え? どうしますかって……いや、その前に、つくれるの?」 「はい、問題なく。妊娠期間とか出産事情とかは、地球人ペアと同じって訳にはいかないみたいですけど」 私は思わず、正座をしてしまった。 「うん。私もね、あれから実はちょっとだけ本気で考えた。 ……ライとの間に子供欲しいのかなって」 「はい」 「最初はね、私が地球人だから獣人ハーフみたいなケモ耳ある人間が生まれるのかなー? できれば完全獣人がいいんだよなぁとか、ふざけた思考から始まってね」 「はい」 「それから、ライは一応、外見は外国人だけど宇宙人で、その子は地球人と異星人の間に生まれて……戸籍とか国籍って、どうなっちゃうんだろう。 そういう特殊な環境で生まれて、学校とか友達とか、うまくやっていけるのかな? って、先のことまで気になっちゃって」 「はい」
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