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そ、それよりも!!!!!
「............あの?」
「ん?」
「う、」
「う?」
「ぅ、腕を離して頂けないでしょうか!!」
勝手に引っ張っておいて、そのまま、
握られたままの腕はなんか変な感じがした。
だけど.....................
「............あのさ?」
「ぅ、はい?」
「湊斗たち見て、
落ち込むのは宮瀬さんじゃん」
「............っ、ぅ、」
ズバリ、的中することを、
水多くんに言われて、返す言葉がない私。
言葉を発せられないまま、
水多くんから逃げようとする私はズルいかもしれないけど。
それでも、
少し力を入れて水多くんを振り解こうとしたとき。
水多くんが腕を掴んでいる力が、
ギュッと、ほんの少し強まったと同時。
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