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世界最後の日に、
ここは、幼なじみくんの家のリビング。
「..................っ、ぅ、
やっぱ、そうだよねぇ!一緒にいたいよねぇ!」
私、時山まつり(ときやままつり)の、
右手には、ラストのページまでやっと読み終えた小説の本が1冊。
そして、左手にはハンカチを握っている。
あっ、理由?
それは簡単で、感動して泣いてしまったから。
そして........................
「...............って、まつり、泣きすぎ、」
「............ゔぅ、だってぇ!健ちゃん!」
「俺、別にそんなに泣かなかったけど、
やっぱ、まつりって涙もろすぎ」
本を貸してくれた張本人で、私の幼なじみ、
里原健太(さとはらけんた)は、
あんまり泣かなかったご様子。
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