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次の年の桜まつりの時は、桜の花は少し赤みをとりもどしているみたいだった。
妖精さんがやって来た。元気そうだった。
「ありがとう!桜さん、もう大丈夫そうよ!」「これからどんどん体力回復していくと思うわ」
「わー、よかった!」「バンザイだね!」
その夜、妖精さんん達はもうやってこなかった。
「ボクね、大きくなったらジュモクイになるつもりなんだ!」
「いいねー」ヒロ姉ちゃんはニッコリ笑って言った。
ヒロ姉ちゃんは何になりたいって言った思う?
「私ね、大人になったら市長さんになる!」
「わあ、じゃ、ボクを雇ってね!」
「うん!任せなさい!」
そしてボクたちはハイタッチをして誓い合ったのさ。
「頑張ってこの町を1000年桜の町にしよう!」
(完)
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