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タナカネイビーには、イケメン執事がいる。
その執事は、ネイビーが、生まれた時に作られたイケメンアンドロイドである。
ネイビーの母親は、ネイビーを産んだ時に、死んでしまったので、ロボット工学博士だった父親は、乳母代わりに、アンドロイドを作った。
名前を、「ショーン」という、外国人の容姿をしたイケメンである。
身長185センチで、スラっとした長い手足。
そして、プラチナブロンドに、透き通るようなコバルトブルーの瞳。
とにかく、ネイビーにはもったいないイケメンだった。
そして、、、。
時は流れ、ネイビーが生まれてから、○十年が経った、、。
父親は、すでに亡くなり、ネイビーは、いい年だったが、結婚もせず、一人暮らし、、いや、ショーンと二人暮らしだった。
「ネイビーさま! いい加減、ご自分で、体を洗って下さい!」
ショーンが、お風呂で、泡だらけになりながら、裸のネイビーを洗っている。
「だってえ~、体洗うの、面倒臭いんだもん。あたし、お風呂につかるのは、好きだけど、体を洗うのは、嫌いなの」
ショーンには、赤ちゃんの時から、おしめをかえてもらっていたので、裸でも恥ずかしくはない。
こんな風に、ネイビーは、大雑把な性格で、とにかく面倒臭がりだった。
そんなネイビーに、ショーンは、ずっと献身的に尽くしてきたのだった。
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