女神カーリィ対魔導甲冑ドゥルガ

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 しかしそれは、魔女技師の予想通り……  そして……    とん、とん、とん、とん、とん……  それは、カーリィがステップを踏む音だった…… 『いよいよ本気の本気で来るか……』  ラーヴィは警戒するが、そも、これこそが[策]の要であった。  ――今のあいつは造りが[人]……  ならば、  ――その身体構造だけでなく精神構造も[人]に近いはず……  で、あれば……  ――あの[矛盾する心]を制御できれば……!!    ラーヴィの中で考えが纏まったと同時に、カーリィが動いた。  ステップから入り、刀を手にしたままの両手、そして周りの腕が持つ武器全てをゆらゆらと泳がせるように――  片膝を立てて腰をひねりその場で回転――  時に向きを変えてそれらの動作を繰り返し――  時に飛鳥の如く飛び跳ねる――  その顔に、悦びの笑みを浮かべ――  同時に哀しみの涙を流しながら……
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