5/14
前へ
/111ページ
次へ
飲み物を 買いに行った総士さんを 水族館の外にある 広場のベンチに座り待っていた。 久々に周りの目を 気にせずに楽しんだ水族館。 楽しい時間はあっという間に過ぎていき 気づけば水族館に入館してから3時間を過ぎていた。 こうやって 異性と一緒にでかけて 自分を偽らずにいたのはいつ以来だろう…… 「楽しかったな……」 ふと 恋人同士が手を繋ぎ 幸せそうに歩いている姿が目に留まる。 彼女は大好きな彼氏と 楽しそうに笑顔で話をしていて 私の時は 同じように彼氏と 歩きながら会話をしていても 正直、頭の中は 相手が望む答えを 必死で考えながら話していたから 今となってはどんな 会話をしていたのかすら覚えていなくて .
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加