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飲み物を
買いに行った総士さんを
水族館の外にある
広場のベンチに座り待っていた。
久々に周りの目を
気にせずに楽しんだ水族館。
楽しい時間はあっという間に過ぎていき
気づけば水族館に入館してから3時間を過ぎていた。
こうやって
異性と一緒にでかけて
自分を偽らずにいたのはいつ以来だろう……
「楽しかったな……」
ふと
恋人同士が手を繋ぎ
幸せそうに歩いている姿が目に留まる。
彼女は大好きな彼氏と
楽しそうに笑顔で話をしていて
私の時は
同じように彼氏と
歩きながら会話をしていても
正直、頭の中は
相手が望む答えを
必死で考えながら話していたから
今となってはどんな
会話をしていたのかすら覚えていなくて
.
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