大丈夫?!

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大丈夫?!

前回、温泉街で魔王軍と戦い、やっと、屋敷に戻ってきた。その2日後、相棒のスルガが倒れてしまった。 僕達は、急いで、病院に行くことにした。 悪魔や魔人専門の病院を、ほかの冒険者達から聞いて、病院に着く。 なんか、おどろおどろしい。 お化け屋敷みたいだ。 心配になる。ヘルダーラントとメリーさんは、ためらいなく、入る。 先生らしい人に会う。 不健康そうな身体。そして、この世を憎んでいるような顔つきだ。そして、厨二病みたいな、ドクロのペンダントをしている。 「帰りますね」 「何を言っているのかね!!私はどうみても医者だろう?!」 そう見えないから、不安だったのだ。 ヘルダーラントが答える。 「キ、キョウ?医師は、みな、シ、シャーマン、こ、これ、基本」 メリーさんも教えてくれた。 「兄貴、呪術師が医療の先生なんだせ?怪我とかは、治癒師ができるけど、体調、特に内臓とかに異常があったら、呪術師達が治療するんだ。ここの先生は、優秀だと思うぜ?みなよ、この世を憎んでいる顔!!!!かなり、名医だぜ!!」 この世界、嫌い。なんだよ。呪術師達って、いつも、怪しいことしてんじゃないか!! それが、顔と服装で名医なんて、おかしい!! 仕方ない。スルガを診てもらう。 「部外者は出てくれ。診察には、個人の意見がなければ、立ち会いできないんだ。安心してくれ。原因を必ず見つけ、治療する。とりあえず、先にお腹を割くね?」 なんだろう?お口開けてね?、みたいなノリ。ここでは、お腹が悪かったら、とりあえず、お腹を割くのか?気にするのを止めた。 先生を信じ、分かりましたと言い、待合室に待つ。 いろんな人間達がきた。 1人のおばあちゃんに話しかける。 「どこか悪いんですか?」 おばあちゃんは答えた。 「私は、腫瘍がお腹にできてね?今日、お腹を割いて、診てもらうんだよ」 またかよ!とりあえず、お腹割くのか? ますますこの世界の常識が嫌いだ。
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