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円満離婚
翔子との連絡は出来るだけ抑えていた
4日もすると興信所から簡単に尻尾を掴んだと連絡が入る
旦那には女がいた。娘は九州の大学に進学して僅か1年で借金を作り学校には行かず、風俗でバイト状態が判明する
週末に翔子から電話で家族会議をやるが、出席してほしいと言われた
僕】何故俺が?可笑しくない?弁護士ならまだしも‥
結局参加する為に翔子のマンションを訪ねた
リビングにはこの間の男と多分娘だろう若い女がいた
娘】へぇ~この人がアンタの男なんだw
僕】自分の親をアンタ呼ばわりですか?
娘】はぁ~?関係ないでしょ?人の家庭を壊しておいて
とりあえず簡単な挨拶して話しを聞く
全ての財産を旦那と娘で2等分か、3等分して慰謝料払うか?の2択を迫られた
興信所からの写真と報告書での娘の行動を伝えると旦那と娘は焦り始める
追い詰めて、慰謝料無しの3等分で話しがまとまる
娘ももっと不味い事も発覚してたので3等分で納得したようだ
帰る為にマンションを出ると
翔子】ありがとう‥一矢報いた気分
僕】すまない‥離婚は避けられない
翔子】いいの、何れはバラバラになる家族だったし、私も離婚するつもりだったから‥興信所頼んだのね?
僕】まぁ、思うところもあってね、俺達の不倫も疑いは晴れないから‥3等分で納得してくれ
翔子】ウン‥頼ってもいいのよね?
僕】うん、構わないよ、住む所を探さないとな
その後、旦那は女の所へ行き、娘は九州へ帰った
それぞれが必要な物を持って行き、残った物は売った、マンションも
翔子は別れるつもりでけっこうな額をヘソクリしていた
俺の援助とヘソクリで中古のマンションを購入した
まだまだ家具や家電が揃って無い時期に仕事が終わって帰宅すると翔子がいた
翔子のスマホに誤りに来いと美月から連絡が入ったと言うが‥
僕】美月じゃないなw
美月】うんw多分志津じゃない?
僕】大好きな美月を悲しませる俺と翔子だもんな
翔子は散々美月に誤ったようだが、美月は全く気にしてない
寧ろ俺を共有しようと翔子に持ち掛けたらしい
翔子】本当にすいません‥けど共有とは?
美月】離婚したら誰か頼れるの?マンション購入も彼に援助して貰ったんでしょ?精神的にも頼りなさいよ、私は構わないわよ、貴方少し席を外して下さい。女同士の話しがあります
翔子は少し身構える
暫く席を外していたが声が掛かり戻ると翔子は帰りしたくしてた
美月】翔子さん、変な話だけど‥真面目に考えてみて、周りに変な風に言われるかもしれないけど、私達にはいい話だと思うわよ
翔子】ハイ‥考えてみます
下まで翔子を送ると
翔子】奥さん、凄い人だね‥愛し方っていっぱいあるんだと教えられた
僕にとって激動の年、2023年の幕明けだった
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